工程3)
Placing(プレイシング)
=「毛を植える」
ルーチェオリジナル!
『ImplanterPro
(インプランタープロ)』
最後の工程はPlacing(プレイシング)=「毛を植える」作業です。ロボットで採取したグラフト(毛髪)を、あけた穴に植えていきます。プレイシングで重要なことは(全行程でいえることですが)、採取したグラフト(毛髪)を「乾かさない」、「温めない」ことです。当院では適度にクーリングを行いながら、且つ湿潤環境を保ちながらグラフトをキープします。
更にハイポサーマソルやATPv等の組織保存液や細胞賦活薬を使用してグラフトの元気な状態を維持します。もう1点非常に重要なポイントは、毛根へのダメージを最小限にする植え込みが重要です。
当院では『ImplanterPro(インプランタープロ)』という、グラフトを優しく包み込んで植え込みを行う特別なマシーンを使用します。一瞬だけグラフトを優しく包み込み、あけたスリットにそっとグラフトを置いてくれます。これらを駆使して、定着率が最大限に高まる自毛植毛を実現しております。

当院ではPlacing(プレイシング)を『ImplanterPro(インプランタープロ)』という機械を用いて行っています。グラフトを優しく包み込んで植えていきます。
Placingのポイント
毛髪1本1本は「生きた」組織です。毛を採取した瞬間に、血管から切り離され酸素と栄養の供給がなくなります。
酸素と栄養の供給が途絶えている状態を「虚血」状態といいます。虚血状態の毛髪はじわりじわりと弱っていきます。乾燥させたり温まってしまうと弱まるスピードは更に速まります。最終的には死んだ組織になってしまいます。もちろんそのような毛を植えても生えません。いうなれば、飲まず食わずで且つ息を止めている状態です。もしこれが我々なら5分と持たないでしょう。幸い毛髪の場合、まずは12時間は生き抜くことができると言われています。ですが、可能な限り早く植えてあげることで虚血状態が緩和され、そのダメージを最小限に抑えることができます。その結果生着率が高まります。これらを実現するため、私たちはチームワークが充実した植毛専門医療チームで皆様をサポートします。
-
毛は血管から酸素と栄養が供給されて生きてきます。 -
毛髪は採取されると血管から切り離されるので、直後から「無酸素」「無栄養」の状態になります。

温度上昇、乾燥はこの状態を更に悪化させます。


早く植えてあげれば、毛髪の温度は体温レベルに戻り、乾燥は回避され、酸素と栄養が供給され始め、毛髪へのダメージが最小限になります。
まとめ①アルタス9xによる植毛とその他の植毛の比較
以上のように、ロボット植毛では従来の植毛方法と比較して多くのメリットがあることがご理解頂けましたでしょうか。
以下にその違いをまとめました。ご参考にしてください。

Harvesting(ハーベスティング)
= 毛を採る
FUT (ストリップ法) |
FUE (手作業) |
ロボット植毛 (ARTASアルタス9x) |
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傷跡 |
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抜糸 |
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SiteMaking(サイトメイキング)
= スリットを作る
手作業 | ロボット植毛 (ARTASアルタス9x) |
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スリット |
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まとめ②ロボットには2種類あります!
~従来のアルタスとアルタス9xの違い~
当院はロボット植毛はアルタス9xです!
従来のアルタスは「Harvesting(ハーベスティング)=毛を採る」のみでした。
アルタス9xは「Harvesting(ハーベスティング)」に加えて、「SiteMaking(サイトメイキング)」までロボットで行います!
工程1 | 工程2 | 工程3 | |
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Harvesting
![]() |
SiteMaking ![]() |
Placing ![]() |
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従来の アルタス (アルタスⅠ) |
ロボット | 手作業 | 手作業 |
アルタス9x | ロボット | ロボット | 手作業 |
より精度の高い植毛が可能です!